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ビットコインが25億人を救う - 銀行口座を持てない人達


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世界銀行が2011年に148カ国を対象として実施した調査によると、貧困層の成人75%以上が、正規の金融機関を利用していない事が判明した。

この調査の結果を踏まえ、世界銀行グループのロバート・B・ゼーリック総裁は

銀行口座を持てない25億人の人々に金融サービスを提供すれば、経済成長や世界の貧困層の機会を拡大できる可能性がある

 http://web.worldbank.org/WBSITE/EXTERNAL/NEWS/0,,contentMDK:23175665~pagePK:34370~piPK:34424~theSitePK:4607,00.html

と述べている。

 

幸運な事に、現在、このような人々を救う最も優れた手段が確立されつつある。

 

 

 

そう ー ビットコインだ。

http://www.flickr.com/photos/13572721@N05/8631889823

photo by PerfectHue

 

 

 

ビットコインは一瞬でウォレットを生成し、お金の受け渡しをネットワーク上で承認される事を通じて即座に行うことが可能な革新的な技術を用いた通貨である。

 

実際に、インドネシアでは2.5億人の人口のうち、20%の人々しか銀行口座を保有していない。

 

そういう国がビットコインを受け入れれば、既存の金融機関やクレジット決済を”スキップ”して、爆発的にビットコインが決済手段として普及する可能性がある。

 

多くの発展途上国が固定電話の技術革新をスキップして、携帯電話の普及からスタートした事と、全く構造は同じである。これから発展していく国では、わざわざコストの高い固定電話を引く必要がなかったのと同様、不便な伝統的金融システムを張り巡らせる必要はないのだ。

 

ビットコインの本質的な価値は、ペイパルに似ている。

既存の金融機関ネットワークを維持するには、莫大なコストがかかるが、ペイパルはインターネットという回線を通じて、そのコストを激的に下げた。

逆に言うと、インターネットという社会インフラの上に”タダ乗り”することにより、利便性を大きく向上させたのだ。

 

ビットコインはそこからさらに一歩先へ進み、中央集権的なペイパルの仕組みを分散化させる事により、権威とコストをそれぞれのノードに負担させ、個々の取引のコスト低下や、権威の一極集中を避ける事に成功した。

 

 

http://www.flickr.com/photos/95572727@N00/5084750107

photo by Stuck in Customs 

 

ポスト中国と呼ばれるインドネシアでさえこの状況なのだ。もしビットコインがアフリカや南米にまで普及したら、その影響度は計り知れない。

 

 

ビットコインは、インターネットを利用するだけで、瞬時に世界中のどこからでも出金、入金が出来るウォレットを作成する事が出来る。

携帯電話が初のインターネット端末となっている発展途上国では、この意義は非常に大きい。

ビットコインに寄るイノベーションは、まだまだ始まったばかりなのだ。