「採掘」の言葉の定義が変わる日
皆さん、「採掘」の言葉の意味はご存知でしょうか? 2014年現在、国語辞典で確認すると、下記のような説明が出てきます。
さい‐くつ【採掘】
[名](スル)岩石・土砂や地中の鉱物などを掘り出すこと。「石油を―する」
今日に至るまでは、採掘は鉱物を対象としてそれを掘り出す行為の事でした。
ところが、現代では全く新しい形で採掘という言葉が使われるようになっています。
それがビットコインの『採掘』です。
ビットコインの採掘とは、大量の計算機を用いて、ある文字列を見つけ出す行為の事で、ビットコインはこの行為によってのみ、新規通貨が発行されます。
つまり、計算機を用いて文字列を探し出す行為を、ビットコインが”埋蔵されている”と見立てて、採掘という言葉を使うようになっていったんですね。
ビットコインを採掘する人の事をマイナー(発掘者)と呼びます。
一昔前のマイナーは過酷で危険な鉱山の中で採掘作業に従事するイメージがありますが、打って変わってビットコインのマイナーは大量のコンピューターを利用し、ひたすら新規のビットコインに相当する文字列を探し続ける、既存のマイナーとは似ても似つかない人々がマイナーと呼ばれています。
採掘と言えばこんなイメージ
ちなみに、こちらが一般的な採掘の現場です。全長100mを超えるような、信じられないぐらい大きな掘削機も存在します。
日本でも、ショベルカーを用いて採掘をしていることが有ります。
現代のビットコインの採掘の現場は?
中国では、安い電気料金を利用して、ものすごい規模でビットコインの発掘のための計算を行っている組織が存在します。
こちらはその採掘の様子です。
如何でしたでしょうか。安価で大量のPCを仕入れて、安価な電気代を利用し採掘出来るのは、中国の特権かも知れません。
あなたのPCを使っても、ビットコインの採掘はすぐに始める事が出来るので、興味があれば是非チャレンジしてみましょう。
引用
Inside one of the world's largest bitcoin mines - The CoinsmanThe Coinsman